参加施設に聞く

vol.3 村田透析クリニック様(柴田郡)

 柴田郡村田町にある『村田透析クリニック』の佐藤院長にお話を伺いました。患者さんの加入促進に積極的に取り組んで頂いております。参加施設の皆さまの、活用のヒントにして頂ければ幸いです。

 村田透析クリニック様では、自院に通院されているほとんどの患者さんがMMWINへご加入されております。佐藤院長自ら、透析中の患者さんへ直接MMWINのご説明を行い、加入申し込み用紙を渡して、次回の来院の際に持参いただく、という流れで大幅な加入患者さん増へ繋がったそうです。来院時に他施設の診察券を持参していただく等、他施設紐付けへの準備も万全です。

 現在は、主にみやぎ県南中核病院様と患者さんの紹介や受け入れを行っており、患者さんのデータが見られるというのは、クリニックにとっても患者さんにとってもメリットが大きいと思ったそうです。現在、通院されている約70名の固定患者さんの平均年齢は70歳となっており、患者さんご本人とご家族からの電話内容の報告だけでは他病院での診察内容や病名、受けた検査等がわからないことも多々あるそうです。また、佐藤院長は大規模病院での勤務経験から、病院側は検査予定のスケジュールを組んだり、返信をしている時間がなかなか取れないことを理解した上で、退院のお知らせ等を電話で受けていたものがシステム上で確認可能になったり、受診報告書や諸々の返信を頂くまでに生じていたタイムロスがなくなるのはありがたいとのことでした。透析に関する情報だけではなく、患者さんが合併症で心筋梗塞を起こしたり、肺炎で呼吸器科を受診することもあり、以前、歯科の先生から抜歯や痛み止めに関する投薬条件で問い合わせを頂くなど、様々な診療科との繋がりもあるため、他の診療科の情報が見られることも大変役立つそうです。
 以前、えずこホール仙南芸術文化センターで行われたMMWIN事業説明会にご参加されたことがきっかけでMMWINに対しては前向きなイメージを持たれていたそうです。その後、JCHO仙台病院様の勧めもあり、MMWINの参加に繋がりました。

 先日も、東北大学病院の眼科を受診された患者さんが来院し、MMWINを知っているとおっしゃっていたので、普及を実感されているとのことでした。患者さんの加入推進活動については、時間があったので…と控えめに語ってくださいました。今後については『まだシステムを導入したばかりなので、まずは運用していきたい。みやぎ県南中核病院との紐付けを進め、データ閲覧の活用やMMWINに参加済みの近隣の薬局との利活用を行いたい』という、前向きなご意見も頂けました。お忙しい中、ご協力、誠にありがとうございました。今後ともよろしくお願い申し上げます。


村田透析クリニック Data

〒989-1321 柴田郡村田町沼辺新小谷地27-2
TEL:0224-86-5755