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理事長挨拶

2019年8月からMMWIN理事長を務めております清水です。MMWINホームページをご覧の皆様に一言ご挨拶申し上げます。

私の専門は脳神経外科で、もともと宮城県の脳卒中ネットワーク(スマイルネット)を運用していた関係で、MMWINには事業開始当初から関わって参りました。
医療福祉における情報ネットワークの意義と必要性は大きいものと確信しておりますので、微力ながら精いっぱい務めさせていただきたいと存じます。

MMWINは愛称「みんなのみやぎネット」の通り、全県域にわたる病院、診療所、保険薬局、介護事業所等の多くの施設に参加頂いており、情報共有同意患者数も30万人以上と国内で最大規模の医療福祉情報ネットワークとなっております。
この間、様々な課題がありましたが、医療・福祉の現場において、より役立つシステムを目指して工夫を重ねてきました。
MMWINのシステムは、診断、処方、検査、画像などを含む診療情報の多施設共有という地域医療ネットワークの基盤的な機能の上に、眼科、透析、脳卒中連携などのサブシステムが運用されております。最近では、新型コロナ感染症対策のツールの一つとしてホテル療養と医療をつなぐ役割を果たすことができました。
詳細は、お知らせ欄にありますMMWIN通信や宮城県医師会報の記事を参照いただけると幸いです。
ご参加いただいております各施設の方々には心より御礼申し上げます。
今後も、多くの会員の様々なニーズにあった利活用をいただけるよう、事務局を中心に日々のきめ細かな運用・サポートをさらに向上させて参ります。

医療・福祉情報の電子化と共有は国の最重要施策の一つであり、地域包括ケアシステムにおいても基盤的役割を果たす必要があります。
その点でMMWINは大きな可能性を内包していると考えております。
事業開始当初から、医療・福祉関係と行政を含めたオール宮城を合言葉にして参りましたが、関係各位の益々の御理解と御協力を改めてお願い申し上げます。

理事長 清水宏明