参加施設に聞く

vol.19 東勝山なかざわ内科・アレルギー科様

 日々の業務にMMWINをご活用いただいている東勝山なかざわ内科・アレルギー科様より、活用されている MMWIN情報の内容や今後の活用について、お話をお伺いしました。

検査結果の共有で、医療費の削減に期待

Q.MMWINの活用事例を教えて下さい
A.当院は平成12年に開業して以来、地域のかかりつけ医、アレルギー専門医として診療に取り組んでおります。連携先は地域的に東北大学病院、JCHO、東北労災病院が多いです。MMWINの活用に関しては、主に、肺炎や感染症などの急性期の患者様を他院へ紹介した際に、白血球数や炎症マーカー等の検査結果の変化を共有するために活用しています。
 また、長期的な治療の必要なアレルギー疾患をお持ちの患者様が、呼吸器科、小児科、皮膚科など他 の診療科を受診された場合に、検査結果を共有できることの重要性を感じております。

Q.今後、活用したい連携機能はどのようなものですか?
A.この地域は、ご高齢の方が多くいらっしゃり、他の診療科を受診した後に来院されて「心臓が大きいと言われたんだよ。」「この前、骨折したんだよ。」「肺の検査をしたんだよ。」と教えてくれるのですが、ご高齢の方から詳細情報を伺うのは、なかなか難しい事があります。
 そのような場面で、画像連携を活用できれば、レントゲンやCT、MRI の情報を参照することで、心臓や肺の状態、骨折の箇所等を確認することができます。患者様からの情報では足りない画像情報等を得る事で、患者様の抱えている問題を知ることが出来ると思います。

Q.MMWINへ期待することを教えてください
A.一番期待したいことは、操作性の向上です。起動や画面遷移のスピードが速くなれば良いと思います。実際は、診察中にMMWIN参照することは診察時間が長引くので現実的にはなく、診察終了後に気になる患者様の情報を閲覧しています。
 次に、病診連携の際の手続きの簡素化です。病院の地域連携室との診察予約の連絡や紹介状のやり取りがMMWIN 上で簡単に出来れば良いと思います。
 最後に、情報を共有する事で重複する検査を減らしたり、充実した検査設備のある施設の検査結果を参照したりする事で無駄な医療費を減らせればよいと期待しています。その事で社会的貢献ができればよいと思っています。

東勝山なかざわ内科・アレルギー科 Data

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