参加施設に聞く

vol.21 甲子調剤薬局様

 日々の業務にMMWINをご活用いただいている甲子調剤薬局様より、活用されているMMWIN情報の内容や今後の活用について、お話をお伺いしました。

かかりつけ薬剤師の新しいツールに

Q.現在の活用状況
A.昨年の4月から「みやぎ県南中核病院での加入ブース」開設後、患者さんからのカード提示が徐々に増えてきました。以前は1ヶ月1~2名程度の提示ではありましたが、現在では100名を超える患者さんが当局に紐付けをされています。
 また患者さんへの服薬指導前に、病名・検査値・検査内容やアレルギー情報などをMMWINシステムより把握することができることにより、患者さんに寄り沿った指導ができています。その中でも特に感じるのは、検査結果の用紙を患者さんが持参しなくともMMWINシステム内で検査データが確認できますので、処方薬がどの程度効果があったのか、また副作用などの症状が出ていないかなどの確認をすることができることにも、MMWINシステムのメリットを感じながら活用しております。

Q.MMWINシステムの紐付け操作
A.患者さんからカードを提示され、MMWINシステムへの紐付け作業も操作マニュアルを参考にしながら行っております。
 また業務の妨げにならぬよう患者さまが多いときは、患者さんのIDカードのコピーを取り、時間が空いたときや閉店後などに紐付け作業を行なうよう工夫もしております。

Q.かかりつけ薬剤師とMMWINの関連性との期待
A.平成28 年4月にスタートした「かかりつけ薬剤師」制度に伴い、検査数値などで得た情報や、今までの診療経過をより細かに把握することの必要性を強く感じております。すべての患者さんのデータを診るのではなく、患者さんの症状により必要に応じてデータを見ることができることに利便性を感じます。「かかりつけ薬剤師」にお任せされてる患者さんは、是非MMWIN への参加をお勧めしたいと思います。
 また今後の地域包括ケアの実現を見据え、宮城県内の診療所・調剤薬局・介護施設すべての施設が加入されることを願っております。

甲子調剤薬局 Data

〒989-1214 宮城県柴田郡大河原町甲子町3-1
TEL:0224-51-5085