参加施設に聞く

vol.25 大崎市民病院 健康管理センター様

 日々の業務にMMWINをご活用いただいている大崎市民病院 健康管理センター様より、活用されているMMWIN情報の内容や今後の活用について、お話をお伺いしました。

持病のない方でも健診データの蓄積、早めのケアを


〈大崎市民病院健康管理センターの概況〉
 当センターの健診事業は平成11年度に旧古川市立病院でスタートし、平成26年6月の本院新築移転に伴い、独立した保険医療機関として大崎市民病院健康管理センターという現在の名称で登録、旧本院救命救急センターにオープンしました。(1階と2階を改装し平成27年4月にリニューアル)正確な検査判定、待ち時間短縮、親切な接遇、分かり易い結果通知と通知までの時間短縮などを目標に掲げています。
 平成29年度は、生活習慣病予防健診を中心に脳ドック・乳癌・子宮癌検診など延べ13,319人の方に利用頂きました。また、保険医療機関として二次健診外来、分院からのMRI 撮影の受入れ、インフルエンザ予防接種等も積極的に取り組んでいます。当センターでは、冬期間の利用者減対策として、期間限定で閑散期割引料金制度を設け、順調に予約が入っており、大崎地域並びに県北の専門の健診施設としての役割を果たしています。

〈ブースの開設〉
 11月から週1度、MMWIN ブースを開設し、64人の加入があり、1日あたりは約13人となっています。健診受診者の方は、健康意識が高く、ブースや活動に興味を引かれ、加入者が多くなっていると感じます。また、日常的にもPRして少しでも認知度を高めて行きたいと考えております。

〈病気にならないように早めのケア〉
 健診を利用する方は、会社の定期健康診断を兼ねているため持病がない方が多くおりますが、持病のない方でも健康診断のデータが継続的に蓄積されます。仮に、経過観察になった際は、地域の医療機関を受診するように勧奨しますが、その際に連携先の医療機関がMMWINを利用していれば、データを参照することができ、過去の検査値とも比較ができるため健診の結果を持参しなくても済みます。MMWINを介して健康診断の結果が参照できることで二次健診に該当した場合に医療機関でもどのくらいの結果値にあるのか参照できるため、受入の際の判断材料になります。当センターでも二次健診を実施していますが、検査できない項目もあり、その際には健診のデータが有効になると感じています。
 今後、益々多くの会員が増えMMWINが拡大して行くことを期待しております。

大崎市民病院 健康管理センター Data

〒989-6174 宮城県大崎市古川千手寺町2丁目3-15
TEL:0229-23-3471