参加施設に聞く

vol.37 しおがま国分眼科様

 2022年9月28日、多賀城市にしおがま国分眼科が開業され、MMWINおよび眼科連携にご加入いただきました。院長の國分太貴先生は、前職よりMMWINを活用していただいておりましたが、改めてご開業されてからの活用事例や、メリットについてお聞かせいただきました。

改めて実感した
患者さんと医療者のメリット

 これまで東北大学病院で、MMWINを介しての他病院とデータ・カルテ情報を共有できるメリットは、十分体感しておりました。したがって、当院でも同じように運用できるよう検査機器・診療端末・MMWINが相互連携できるようアレンジしました。私が他院で長年診療してきた患者さんが、当院を受診された際に、検査データをそのまま引き継いで診療を継続していることを伝えると、患者さんが「これからも引き続きよろしくお願いいたします。」と安心された表情で述べられたのが印象的でした。

 また、他病院でフォローされていた患者さんが当院を初診された際に、MMWINを介して前医での担当医とのやり取りを把握できる点もメリットとして挙げられます。「患者さんがどのような性格で、何を心配して、何を求めているのか」という背景が分かりますので、初診から患者さんとの良好な関係が築きやすいことを体感しております。


 さらに、当院と他病院で併診されている患者さんにおいては、例えば、他病院の次回受診日・予定処置内容・予定手術日がMMWIN上で把握できますので、当院の次回予約・検査内容をそれに合わせて段取りできます。患者さんが他院受診後に当院に電話予約する手間や、処置内容を伝える労力が軽減される点が喜ばれております。

 このように、MMWINによる病診連携システムの構築は、診療内容の充実化だけでなく、患者さんとの信頼関係を円滑にする上でも役立っております。医療者・患者さんの双方にとってメリットのあるシステムであることを、開院間もないですが改めて実感しております。


しおがま国分眼科 Data

〒985-0831 宮城県多賀城市笠神4丁目6番8号
TEL:022-766-8239