医療関係者の方

システム・機能概要

東日本大震災をきっかけに、万一の災害・事故においても二度と情報を失うことのないような診療情報のバックアップ体制と、他施設との診療情報共有を目的とした情報ネットワークの構築を目指しています。


MMWINには、すべての診療科の方にお使いいただける診療情報参照システムと、各診療科・薬局に特化したサブシステムが存在します。

診療情報参照システム-全診療科対象

MMWINの診療情報参照システムでは、施設横断的に1画面で病名・処方情報/調剤情報・検査結果・各種サマリー/レポート・画像情報等の情報が閲覧可能です。

調剤情報システム

調剤情報システムには、「投薬カレンダー」で他薬局の調剤を含めた投薬計画が確認でき、成分重複や薬効重複の有無を確認、「処方箋チェック」で処方箋同士の併用禁忌薬の確認ができます。

文書連携システム-全診療科対象

文書連携システムを活用する事により、紹介状や透析記録などの登録文書データを他施設と共有できます。

文書管理システム導入により、自動的に透析記録のバックアップを取ることができ、透析に対する多くの情報を閲覧する事が可能となります。

センダードネット-産科、婦人科対象

センダードネットシステムは通信ネットワーク上で、検診施設と分娩施設間で周産期情報を共有することができる仕組みです。 ※2020.10以降、運用休止(詳細は、こちら

脳卒中地域連携パス-臨床連携パスシステム

脳卒中地域連携パスは急性期施設から回復期・期施設を対象に、より安全に診療情報の授受を行い、円滑な転院・退院を実現します。画像情報や検査値等の情報連携に加え、転院申込書や地域連携診療計画書といった各種帳票については臨床連携パスシステムを適用します。

眼科連携システム-眼科対象

眼科連携システムでは、HFAファイルや眼底写真画像などの眼科特有の検査画像を施設間で共有・閲覧することができます。

画像システム

CTやMRI、内視鏡などの画像情報と診断レポートをMMWINシステム上(診療情報参照システム)で共有することができます。また、オプションとして紹介・逆紹介時の患者検査画像の 情報交換(受渡)も可能です。



ユースケース

MMWINに加入することで、施設経営に良い効果が生まれるとともに、有事に備えたバックアップ体制を確保することができると考えております。


病院・診療所例

転院受入時の情報共有
MMWINのシステムを用いることで、急性期病院から回復期リハ病院への転院申込・受入時の手続きや情報共有作業が容易になります。


他院での情報確認
自施設の患者を他院に紹介した際に、MMWINシステム上で紹介先の施設での診断結果や検査手法などを容易に確認できます。


画像検査結果受領
他施設へ画像検査を依頼した際に、MMWINシステム上で他施設での検査結果画像を確認できます。


薬局例

新患来院時の情報収集
新患が来院した際にも、MMWINシステム上で新患の過去の処方情報や禁忌・アレルギー情報を確認できます。


再診患者の情報確認
かかりつけ患者の処方変更があった場合、MMWINシステム上で病名・検査結果などを確認することができるため、処方変更理由をタイムリーに把握できます。